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りんゆうブログ - ツアーレビューカテゴリのエントリ

剱岳、早月尾根〜別山尾根縦走

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ツアーレビュー
執筆 : 
travel 2011-8-29 14:36

 

お盆も過ぎて、山の上はすっかり秋の風が吹くようになりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、先週お客様と北アルプスは剱岳に登ってきました。昨年までは別山尾根の往復コースでしたが、今年は初めての早月尾根〜別山尾根の縦走コースです。

本州の日本海側には前線がずっと停滞、北上と南下を繰り返し雨の多いお天気が続いていました。
無事に縦走できるのか、と心配しながら初日は早月尾根の登山口に位置する馬場島荘へ。おいしい料理をいただき、ゆったりと部屋を使わせていただきましたが、外は雨が降り続くあいにくの天候。

翌日は北アルプス三大急登のひとつ、早月尾根(登山口から山頂まで標高差2,240m!!)を1,500m登り、早月小屋まで。途中雨にも当たりましたが、ずっと降られるというほどではなく、全員順調に小屋に到着しました。小屋で天気予報を確認すると、なんと翌日は晴れマークがついてきました。期待して次の日に備えます。


登山口に建つ「試練と憧れ」の碑。気合が入ります。


尾根上の赤い屋根が早月小屋。その奥の川沿いが馬場島。尾根の高低差がわかります。


いよいよ登頂日、剱岳山頂へは残り標高差約750m。だんだんと岩場も出てくる急登を慎重に登ります。お天気も上がり調子でだんだんと陽も出るようになりました。別山尾根との分岐を越えるともう山頂はすぐそこです。山頂からは北アルプスの山々が一望できました。



向こう正面に立山の山塊その後ろに槍の穂先や穂高岳が見える。右奥には薬師岳が大きく聳える


後立山連峰。この日ちょうど別のパーティーが鹿島槍ヶ岳に登っていました


下りは別山尾根ルートを下ります。慎重に岩場、鎖場を越えていきます。いつもお世話になっている剱沢小屋に泊まりました。この日は一日中剱岳が姿を見せてくれて、小屋の前で剱岳を見ながらゆっくりと縦走の疲れを癒しました。



剱沢を見下ろしながらの下り

結局、剱岳登頂日以外は全て雨に降られるという行程になりましたが、とにかく一番大事な日を雨に当たらず全員無事に縦走ができたのはとてもラッキーだったと思います。
全ての荷物を持って歩かなければいけない縦走コース、体力的には大変ですが、達成感と山の中で過ごす充実感は何度行っても良いものです。
今年秋、来年も多くの北アルプス縦走を企画しますので、是非ご参加ください。

旅行業 H

 


最終日、富山空港から見えた剱〜立山〜薬師岳の連なり


みくりが池温泉〜阿曽原温泉縦走

カテゴリ : 
ツアーレビュー
執筆 : 
travel 2011-8-11 21:45

 

世間はお盆休みに入りましたが、りんゆうツアーはお盆も各地の山へ出かけております。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、先週は北アルプスの名峰、剱岳をぐるりと廻るコースを歩いてきました。

初日は北アルプスの玄関口、立山室堂へ。毎年お世話になっている「みくりが池温泉」さんで英気を養います。
翌日は、立山を縦走し剱沢小屋へ。地元の小中学生など、学校登山が盛んな事に驚かされました。北海道ももっと盛んになれば良いですね。
さて、剱沢小屋からは、剱岳が目の前に。正面に剱岳を見上げながら、北アルプス三大雪渓のひとつ、剱沢雪渓を下ります。


剱岳の山頂は雲の中でしたが、堂々とした佇まいです


長次郎谷。映画「剱岳 点の記」でも有名な、柴崎芳太郎、宇治長次郎らの初登ルート

剱沢雪渓を下りきった後は、仙人峠への登り返し、三の窓雪渓など裏剱の展望が急登の疲れを癒してくれます。そして、この日は根強いファンの多い仙人池ヒュッテに宿泊。山の上で檜風呂を沸かしてくれるサービス精神に疲れが癒されます。
翌朝は、大快晴。皆さん早く起きて朝焼けの裏剱を写真に残していました。本当に素晴らしい瞬間でした。


無風快晴、朝焼けの裏剱

仙人池からの下りは、何カ所かアイゼンを装着し雪渓を下りますが、正面には後立山連峰の山々が見えていました。


後立山の稜線。白馬〜唐松〜五竜。

今年、ご主人の佐々木泉さんに講演していただいた阿曽原小屋に宿泊した翌日は、下の廊下の一部、水平歩道を歩き、欅平へ下山しました。


高度感のある水平歩道。気をぬけない道のり。


4泊5日に及ぶロングコースで、体力的にも大変な行程でしたが、美しい山々の展望や歩ききった達成感は忘れ難い思い出になりました。

今後も、魅力的なコースを紹介できるよう、企画を考えていきます。一緒に北アルプスの雄大な景色のなかを歩きませんか?

 

旅行業 H

 

2011年07月23日〜26日、上記ツアーが実施されました。

日本百名山の巻機山(機織り伝説や大小の池塘で有名)と二百名山の八海山(八ッ峰と呼ばれる岩峰群で有名)を

コンパクトに組み合わせたツアーで、ご参加の皆様は健脚者ばかりで強者ぞろい♪♪

両日ともにお天気は曇り予報でしたが、前巻機山に到着する頃、ガスが晴れ全貌を望むことができました。

ニッコウキスゲの群落が見事で、ガイドさんオススメの牛ヶ岳へのオプションもあり、至れり尽くせりでした。

井戸尾根コースのピストンで、下りで少し雨に当たるも、見事なブナ林に癒されました。

往復10時間強のタイムとなりましたが、集合写真の皆様の笑顔は元気そのもの

次の日は八海山ロープウェイの山頂駅(1146m)すでに四合目!より大日岳を目指します。

九合目の千本檜小屋までは大小のアップダウンがありますが、比較的歩きやすい道が続きます。

途中、樹林の切れ間から八ッ峰や魚沼盆地が見え気持ちも逸りますVV

岩峰群をたどる鎖&ハシゴ場連続の八ッ峰ルートの他に、迂回路があり、ツアーでは後者を利用…

しかし、大日岳直下に崩落個所があり、日・月の池から八ッ峰ルートへ。

気持ちの良いスリルを味わいながら、でも慎重に大日岳山頂へ、満面の笑みで記念撮影!!

心地よい疲れとともに帰路につき、一生忘れられないツアーとなりました

旅行業:myk


北海道は夏らしい日が続いています。札幌は先ほどスコールのような雨が降り、外で干していた登山靴がびしょびしょになってしまいました。すぐに次のツアーがあるのに…と、ちょっとせつない気持ちになりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

先日、りんゆう観光の夏の風物詩、石室宿泊のツアーに行ってきました。いつもあたたかく迎えてくださる小屋番の皆さんにお世話になり、宿泊翌日は大変好い天気に恵まれました。


出発前、石室前から見る北鎮岳白鳥・千鳥の雪渓

 


北海岳山頂から眺める雲ノ平方面。 左から凌雲岳、桂月岳、黒岳。奥には北大雪の山並み

 


北海平からトムラウシ山。後ろには十勝連峰が

今回のツアーでは高根ヶ原まで足を延ばし、そこから先への縦走路やお花を見てきました。道の先へずっと進むとトムラウシへ。北海道を代表する縦走路を前に、歩いてみたい!と思われた方も多かったのでは。
夏の大雪山シリーズはもう少し続きます。今週末は石室宿泊のお鉢一周『ツール・ド・大雪』や層雲峡温泉に宿泊しての赤岳〜緑岳縦走があります。安全第一でお客様をご案内してきたいと思います。

旅行業 H 

今年の夏のヨーロッパは、天候が不安定で気温も低めでしたが、
初日の午前中を除き、運良く殆ど雨に降られる事無く歩く事ができました。
8日間と言う日程、実質スイスでは6泊の滞在期間で、ゆったりのんびりと
歩く事をテーマにした企画でした。各宿泊地(ツェルマットを除く)で連泊でき、
滞在も快適に村々の雰囲気も知る事ができたと感じています。


 
歩く事がメインテーマとは言え、やはりヨーロッパの迫力のある山が
見えるに越した事は無く、ベルニナでは予感から30分ほど天気待ちを
して、正面に雄大なベルニナ山群が見えた時の嬉しさは、今でも実感できます。

ツェルマットでは、雨予報であいにくマッターホルンは姿を見せてくれませんでしたが、
一部予定を変更した事で、名前は有名でもめったに見る機会が少なくなった、
エーデルワイスを見る事ができました。


 
旅の最後の宿泊地、グリンデルワルト!ここのホテルが快適でロケーションも
食事も最高!そして天候にも恵まれ、じっくりと歩き素晴しい景色を堪能できました。

今回の旅行中にもいろいろアイデアを思いつき、来年以降のツアーにフィードバック
できればいいなぁと考えている企画が幾つかありますので、乞うご期待を!
ちょっとあかせば、名峰を見れて、沢山歩けて、山小屋に泊まれて、鉄道に乗れて、
なんていうツアーはいかがでしょう?

旅行業 堀江 淳

 

ボンジュール。昨日スイスから帰って来たばかりでまだ時差ボケがぬけませんが皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、スイスに行ってきました。ここ5年ほど毎年企画している、エーデルワイス航空の新千歳⇔チューリッヒ直行チャーター便を利用してのツアーです。

8日間というコンパクトな日程ですが、アイガーをはじめとする、ユングフラウ三山、マッターホルン、モンブランとスイス・アルプスの代表的な名峰を眺めるコースです。ヨーロッパアルプスでのハイキングは交通機関を利用し山上へ上がり、景色をゆっくり眺めながら降りてくる、という比較的体力のない方でも楽しめるルートが無数にあります。
「山上のホテルに〜」とお銘打っているとおり、アイガー直下に建つシャイデック・ホテル、マッターホルンを間近にみるロッジ・シュバルツゼーに宿泊し、朝な夕なに名峰を眺めてきました。
例年気候が安定する7月ですが、今年は異常気象なのか、山の上では雪が降ったり風が吹いたりとしましたが、それでも要所要所では山々が姿を見せてくれました。
 


雲の中から姿を見せてくれたアイガー

 


ウェンゲンの町中から。ユングフラウに朝日があたる
 

湖面の色が美しい山間の湖、エッシネン湖


ロッジ・シュバルツゼーの前からマッターホルンを仰ぎ見る

 


朝のモンテローザ

 


シャモニの町の中から見るヨーロッパアルプス最高峰、モンブラン。左の岩峰はエギュー・ド・ミディ
 

エギュー・ド・ミディから眺めたシャモニ針峰群。遠くにはモンテローザも
 

メール・ド・グラス氷河を見下ろす


わたし自身3年ぶりのスイス(とフランス)でしたが、何度訪れても圧倒的な景観と、それを手軽に提供し得る登山電車やロープウェイなど交通手段の発達に驚かされます。一度は訪れておきたい、そんな場所です。

また、お客さんも和気あいあいとして、とても楽しくツアー終了させることができました。

来年のチャーター便運航はまだ未定ですが、まだ行ったことのない方は、夏のベストシーズンにヨーロッパ・アルプスに訪れてみませんか。是非!


旅行業H

 

今日の札幌は暑いです。九州は梅雨明けしたそうです。いよいよ夏がやってきます。節電の夏です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、先週、鳥取県最高峰、大山に登ってきました。新千歳空港から羽田を経由して米子まで約半日。遠いイメージがありましたが、便数もけっこうあり、乗り継ぎも快適です。
ちなみに米子の空港名は「米子鬼太郎空港」です。そう、米子市の隣は境港市、「ゲゲゲの女房」のヒットも記憶に新しい、漫画家水木しげる先生の出身地でもあります。空港内にもいたるところに妖怪が。ひとつの漫画が一地方を代表するというのは、なかなか珍しいのでは。黒岳のなっきーしーまにも頑張ってほしいものです。

ツアー二日目は蒜山(ひるぜん)を縦走、中蒜山に登り、上蒜山を経て下山する縦走路です。梅雨時期の山陰地方、雨には当たりませんでしたが、この日米子では気温35度!山の上は風があったとはいえ、大汗をかきながらの登りになりました。


中蒜山から上蒜山への縦走路


奥に見える大山の稜線とレンゲツツジ


ササユリ、登山道でひときわ目立ちます


ツアー三日目は大山。伯耆富士、出雲富士という別名もあるこの山、端正な姿をしています。ひたすら登りが続く山ですが、だんだんと標高が上がり、下界が見下ろせるようになってくると、その景観に疲れも忘れます。


米子方面がよく見えます


八合目から先は木道歩き


登山口付近には大神神社、大山寺など寺社仏閣が。信仰の山です




ホテルに三連泊して毎日おいしい食事を食べていたので、山で消費したカロリーより摂取した方が多かったはずです。楽しいツアーでした。

旅行業 H 

切り立った、黄金山山頂からタオルをぶんぶん振っています。見えますか〜?

6月22日(水)、浜益から見ると小さい富士山のような形が目立つ「黄金山」に行ってきました。

さっきのタオルを振っていたのは本間リーダーでした

山頂にて、最初のピークをバックに、もぐもぐタイム&メモをとっているところを激写したのですが、カメラ目線です。。

眺望は…ちょっと霞んでいたり、雲が少しあったりでしたが

下りの模様です。お分かりでしょうか。

山頂から本間リーダーのバックに見えていた、最初のピークを帰ります。

とても急峻でしたがこういう場所、意外に好きな方いらっしゃるのでは?

登り2時間、下り1時間半の楽しい旅でした。

りんゆう観光 ノブタ

横津〜袴腰岳縦走ツアー

カテゴリ : 
ツアーレビュー
執筆 : 
travel 2011-6-24 17:27

2011年6月19日・20日で函館湯の川に1泊し、2日間の行程でツアーに行ってまいりました。

↑まず初日は馬の背までオープンとなった駒ヶ岳へ。

写真は駒ヶ岳馬の背より剣ヶ峰。

こちらは2日目の横津岳より駒ヶ岳を望む

振り返ると函館山とそのふもとには函館市街が

こちらは横津〜袴腰岳の縦走路途中にある烏帽子岳山頂よりこの後向かった袴腰岳を撮影。

 

 

写真でご覧いただいてるとおり、2日間ともに晴天に恵まれとても気持ちの良いツアーとなりました

旅行業 水野

今日の札幌は気温が26度くらいまで上がるようです。そろそろ半袖の季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて昨日、先週から公開が始まった「127時間」という映画を観てきました。「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー賞作品賞、監督賞などを獲得したダニー・ボイル監督の最新作です。


生きて帰りたい。断崖に挟まれた一人の青年の、究極の〈決断〉----。
彼の勇気が世界に感動を与えた、奇跡の実話!


上の煽り文句で大体言い尽くしているのですが、ストーリーは実に単純明快。アメリカ、ユタ州でロッククライミングに出かけた若者が落石に腕を挟まれ、谷底で一歩も動けなくなる。周囲は無人。水はボトル一本。で、127時間。 うわあ、いやだなあ。
たったこれだけの題材を、スピード感あふれる演出で濃密な1時間半の映画にした監督の力に驚きます。

わたしも山にいる時に「あー、下山したらキンキンに冷えたビールを浴びるほど飲んでやる」とか「うー、あたたかい布団で眠りたい」などと常に考えていますが、これを観ると絶望的に帰れない時にもやっぱり同じことを考えるのだなと納得。しかしその渇望の強度は計り知れないのでしょう。
「奇跡」かどうかはわかりませんが、「冷静さを保つこと」「手元にあるものを活用すること」そして「あきらめないこと、生きたい、帰りたいと思う強い気持ち」が人を生かすんだと感じさせてくれます。

そして、「山に入るときは、必ず行先を家族(あるいは知人)に伝えてから行く」こと。基本ですが、やはり一番大事なことだと思わされます。夏山シーズン本番前に安全登山への意識を高める効果もあるかと思います。興味のある方は観てみてはいかがでしょう。

 

※注意:スクリーンから目を背けたくなるような、かなり生々しく痛々しい場面があります。苦手な方はお気を付けください。


旅行業 H
 

 

「127時間」公式ホームページ






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