市根井孝悦山の世界 母なる大地大雪山
3・4月ユコマンベツ川のフキノトウ
2008年カレンダーに掲載
 冬の佇まいを見せる旭岳を堪能した後旭川に向かう。一週間前通った時はまだぶ厚い雪渓で覆われていたが、急激に雪解けが進みユコマンベツ川の流れが顔を出している。散策すると、フキノトウが花を咲かせ、朝光を受けた緑葉が透き通るような輝きを見せている。日当りのいい場所ではザゼンソウ、エゾエンゴサクが散見され早春の息吹を感じさせる。
 いつものことだが、こんな時は、朽ち木を枕に思い切り手足を伸し大の字になるが、この時の幸せな気分は到底言葉に表現できるものではない。しかし梢を吹きぬける風はまだ冷たく、この北の大地への春の訪れがまだ少し先のことですョ!と告げているように思えた。
3・4月の写真
2007年3・4月掲載 2008年3・4月掲載 2009年3・4月掲載 2010年3・4月掲載 2011年3・4月掲載
撮影地点