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カレンダー  :  市根井孝悦山の世界 母なる大地大雪山カレンダー  :  2010  : 


1 番〜 8 番を表示 (全 8 枚)


00.表紙 花の楽園・化雲岳

00.表紙 花の楽園・化雲岳

 今日まで何度化雲平を訪ねたのであろうか。ところで今振り返ると、その都度新たな趣向を凝らし私を迎え持て成してくれたような気がする。それだけに胸がときめく。だが雨天が続き撮影チャンスが訪れたのは5日目である。雨水が池塘を満たし秀麗なトムラウシの山影を映し、周辺の花々の生気を蘇らせていた。この山はいつも私の期待を裏切ることがない。

01.厳冬の八ッ手岩(1・2月)

01.厳冬の八ッ手岩(1・2月)

 女性的な大雪山系にあって、上ホロカメットク山に至るD尾根は岩稜が垂直に落ち山容が荒々しく人気のスポットである。取り分け、上ホロの前衛峰八ッ手岩は姿もよく強いインパクトがある。それだけに、雪崩の危険性があり厳冬期の登山は困難を強いられるのだが、にもかかわらず眺めていると気持が高揚し、つい自分が登っているかのような不思議な感覚になる。

02.春の訪れを告げるエゾノリュウキンカ(3・4月)

02.春の訪れを告げるエゾノリュウキンカ(3・4月)

 春の訪れを求め旭岳温泉に行く。例年、エゾノリュウキンカが足の踏み場もないほどなのだが、今年はまだ一面残雪に覆われ、やむなくその場を後にする。途中、日当りのいい場所でエゾノリュウキンカを見つけた。周りはまだ1メートル以上の雪壁なのにここだけは一足先に春の装いである。いよいよ待ちに待った季節の到来である。

03.ポン化雲岳のお花畑(5・6月)

03.ポン化雲岳のお花畑(5・6月)

 7月初旬、午後天候が回復したのでヒサゴ沼を出て化雲岳を経てポン化雲岳に向かう。途中、道の両側にはハクサンイチゲ、エゾコザクラなどが一面に咲くお花畑にでる。最近、地球温暖化の影響で場所によりチシマザサが侵入しお花畑の規模を狭めているが、この一帯は別である。背後には十勝連峰が雲上に連なり、まさに花の楽園である。

04.池塘を彩どるチングルマ(7・8月)

04.池塘を彩どるチングルマ(7・8月)

 6月下旬、トムラウシ山南沼を訪ねる。ここは大雪山の中で最もお気に入りの場所で、北沼に至る途中には石組を配した池塘が点在し周りを花々が埋め尽くす。陽光を受け輝く花々の姿は力強く可憐である。しかし流れる霧の中から時おり姿を覗かせる花々の姿は実に幻想的で、訪れる者の心を癒し悠久の世界へと誘う。

05.紅葉するナナカマド(9・10月)

05.紅葉するナナカマド(9・10月)

 早朝、懐中電灯をたよりに白雲岳幕営地を出て第三雪渓に向かう。だが第四雪渓上部で日の出の時を迎えてしまう。幸い、この一帯の紅葉時期が遅れたのであろう。最盛期を迎え真紅に輝くナナカマドを目にすることができた。その背後には上川アイヌの悲恋物語の舞台ニセイカウシュッペ山が雲上に峰を連ねている。まさに原色の世界である。

06.厳冬の樹々(11・12月)

06.厳冬の樹々(11・12月)

 秀麗な大雪山の山並は悠然として実に魅力的である。だが最近山腹を彩るタンネの森に心引かれる。萌黄色に輝く新緑、力強い夏の緑、そして紅葉それぞれに味わい深い。しかし、全ての感情を雪衣に包み込んで佇む冬の木。その凜とした姿はいつも迷ってばかりいる私に、人の生き方を無言で示しているかのように思われてならないのだ。

07.撮影マップ

07.撮影マップ

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